わらじ祭り

祭事の問い合わせ先

波切神社 0599−72−0165

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大王の沖にわらじを流す神事

大王の沖に向かって大わらじを流します。

大王島に向かって流すというサイトも有りますが、大王の沖の黒潮に乗せます。

 

祭事

神饌奉納

わらじに神饌が置かれ、お神酒がかけられます。

祝詞とお祓い

宮司により祝詞の読み上げと海上安全のお祓いが行われます。

エレワカ

七人婆さんにより。エレワカがうたわれます。

年により、人数が変動いしますが、8人であっても名称は「七人婆さん」です。

 

※メディアによっては御詠歌のお婆さんとしていますが、まったく別の物です。

草鞋を流す

草鞋を沖に向かって流します。

 

※本祭とイベント日が重ならない年は、本祭日は潮に漬けるだけで終わり、イベント日の午後に流します。但し、荒天で神事が困難な場合は後日、吉日を選んで流します。

沖へ

凡そ100m程度沖まで運び、そこからは漁船にて沖へと運ばれます。

 

※この写真はイベント日の物です。

※沖へ流す写真以外は本祭の日の写真です。イベントの日はかなりの人出になるため、結界が設けられています。お祓い中から以降は草鞋と海の間に立つことは禁止されます。

行事日程

日程

本祭(本祭が平日の場合)

10:00頃から11:00頃まで

イベント日

15:00ころから15:30頃まで

場所

波切神社・須場の浜

近鉄鵜方駅より御座方面行バスで大王崎灯台下車

駐車場の有無

大型バス マイクロバス 乗用車 何れも可

本祭当日は有料駐車場のみ可

イベント当日は有料、無料とも有り

 

わらじを流す

悪鬼への脅し

江戸時代後半の民話ではダンダラボッチへの脅しとなっています。

「大きな大男がいるぞ、近づくな」という意味になります。

補陀落信仰

この地域には補陀落信仰があります。海の向こうに神の国があるという信仰で、神の国に向かい、わらじを流します。7人婆さんの詠うエレワカも、那智に関係したもので、この信仰の影響を受けています。

里帰りする玉柱屋姫命。実は八大龍王と文殊菩薩と七夕の信仰

わらじは御神体でもあるので、祭神の伊雑皇大神(玉柱屋姫命=三穂津姫命)の化身でもあります。神の国に帰り、また初夏、星(玉柱屋姫命)になって志摩の空に戻ることになります。基の祭りは平安時代の寿永年間ですから、伊雑宮の御田が神が稲に宿る事とは正反対に稲に宿った神が海を介して帰る事になります。海に流して星に辿り着く七夕と同じ形式だと思うと意外と単純かもしれません。

七人婆さんが北斗七星で玉柱屋姫命(=豊受大神)の姉ということになります。

海に行った先で、さらに海の中に行くのが和具大島の潮かけ祭りと言う事になります。信仰的には文殊菩薩の信仰で、波切神社でいえば国狭槌神の信仰に当たります。

別名、妙吉祥。吉祥天と混同される神様で、吉祥天はさらに弁財天とも混同されます。

この弁財天と吉祥天が一つになる信仰は八大龍王の信仰で、八大龍王の一人、徳叉迦の娘の八面天女の信仰です。

このうちの弁財天が和具大島の神様、市寸島比売命と言う事になります。

星の世界→稲へ変身(伊雑宮の御田)→八尋和邇の大きさに変身し海へ(わらじ祭り)

→海中の神の世界へ(潮かけ祭り)→星の世界へ   こんな感じですね。

セーマンドーマンの意味

一般的には、ひと筆書きで「行って帰ってくるという」(セーマン)と言う意味と「悪鬼を追い払う」(ドーマン)という意味ですが意味ですが、ちょっと見かたを変えると、星と田んぼで神様を表す印になります。

 

申の日の意味

民話的には災厄が去るに引っかけて申の日とされていますが、この申の日は波切神社の祭神、猿田彦の日でもあります。

猿田彦神のもう一つの姿が海女の神。漁師の神です。何故漁師の神かというと、猿田彦の神話の中で、猿田彦が海人漁をしていた事に由来します。