わらじ祭り

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波切の神様たち

複数の民話が入り混じった神

だんだらぼっちは謎の多い神です。時代の変遷とともに、他の地域の民話などが加わり現在の姿になったものと推測できます。

片腕というものと、片足というものがあり、民話では片輪、つまり、いずれでもとれる表現で伝えられています。

 

民話の元は八束水臣津野神

熊野系の神様で、ダイダラボッチなどと言われる神様です。

主に、2つ目で2足歩行します。市内で波切以外のダンダラボッチはこの形となります。

市内の民話は石神さんのある地域にのみ分布しています。この事から、石神さんは熊野社(出雲国系)の祭神であることがわかります。

天津甕星と天香香背男と天照大神の荒魂と桑名の蹈鞴法師

ダンダラボッチのもう一つの姿は浜の大日さん。出雲でも天津神、太陽神です。つまり、天照大神の荒魂に相当します。当然北極星にも相当しますが、北極星に相当する神様には天津甕星、天香香背男がいます。

ダンダラボッチの逃げていった先が桑名で、蛇として祭られています。

1つ目の由来と法師の由来

1つ目が怖いものと言う信仰は平安時代頃よりあり、波切もその昔、比叡山系の寺社領でした。この時の怖い話に、比叡山のお坊様の話があります。さぼっている修行僧を睨みつける話に由来します。比叡山系の寺社のあるところには怖いものとして結構広まっていた様です。法師と1つ目はここに由来するようです。

こちらの僧侶は、片腕です。

大王の由来と天太玉神

波切は天岩戸の信仰が根強く残っています。

ダンダラボッチを天太玉神とするものも他では多く見られます。

ちょっと考ええば、大王の由来と気が付きます。

太=大、玉=王という感じです。単純に点が無くなっただけですが、一文字同士では同意語です。

片足の謎は再び、八束水臣津野神の民話

室町時代に広まった民話とされています。

熊野系の神社で行われるわらじ祭りは大半がこの民話を原型にしているようです。

炭焼き小屋で寝込んでしまった八束水臣津野神の足を切り落としてしまった事に由来します。

鬼神は高千穂の民話

鬼神は江戸時代の和尚様に由来します。この時の古文書には、あららぎの里(高千穂)を歌にしています。このあららぎの里の鬼が鬼八という大男です。

なぜ、この和尚様と、高千穂が結びつくのかは謎ですが、火祭りの祭事に関係があるかもしれません。

台風と間違われた沖の1つ目

だんだらぼっち=大風だと信じていた方も結構いた様です。民話では大風や高波を起こすことから沖の1つ目とも呼ばれています。

もう一つの信仰は浜の大日さん仏教の世界では不動明王に

熊野系の信仰で大日如来の信仰です。大王、仁王、夜叉、不動などの数多くの別名を持っています。

大王は現在の島の名前、夜叉が入った韋夜叉は江戸時代の島の名前。

福島のわらじ祭りのわらじの持ち主は、山門の仁王さんで、これも不動明王、大日如来の信仰です。

馬頭観音、千手観音、不動明王の3つを合わせると、九鬼氏の信仰の元になります。

馬頭観音は堂の山の頂上、千手観音は桂昌寺、大慈寺の本尊、不動明王はかつて浜に有った大日如来(現在は堂の山)。この3つを合わせると、役行者(役小角)の信仰になり、これも堂の山に祭られています。

馬頭の滝、千手の滝、不動の滝を舞台に修行を行っていたのが役行者の弟子で鬼と呼ばれる人たち。これが、紀州の熊野速玉大社の宮司家、九鬼氏の鬼へと繋がっている様です。

天狗の団扇と大風

元熊野の民話では元は天狗山の天狗とされています。

大風を起こすものといえば、天狗の団扇。恐らくここから嵐の神というものが来ていると思われます。

天狗は修験者にも例えられますので、比叡山の僧侶、紀州山地の修験者などにつながっています。