わらじ祭り

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主な祭事と祭神の一覧

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その他の神社系の信仰

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漫画・小説に登場する波切の神様たち

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ギリシャ神話によく似た志摩の神様たち

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波切の神様たち

猿田彦神

その他祀られていると推測できる神

天宇受賣命

出口御山神・白髭神

火祭り 天の岩戸の神事・わらじ祭り

天の岩戸と神武東征で活躍する賽の神様

2柱とも町の入り口を守る神様です。何れも、海女の信仰が厚い神様です。

火祭りのしめ縄切りはこの神様の祠前で行われ、数多くの見物人が集まります。

猿田彦神

潜水漁をしていたという神様の特徴から海女の神として知られています。

道の神としても知られ、身近なところでは交通安全のお守りの神様としても知られています。

波切では邪神である山の神を波切の地に入れない神様でもあります。

神武東征の際、道案内をした故事と同じ祭りが元旦早朝に行われる火祭りとなります。

天宇受賣命(あめのうずめのみこと)・猿女と、波切の地名

猿田彦神の奥さんで、別名が猿女です。天の岩戸の神話に登場し、踊りを踊った神様です。

依って、芸能の神様としても知られています。一説には、志摩に帰った神様とされ、この地にもかなり色濃い影響が残っています。

古事記には嶋之速贄をこの地から、天皇家に贈ったことが記され、天皇家は猿女等(アメノウズメの一族)にこの地の海産物トビウオ)を、現代にいたるまで供えています。このトビウオの別名がアゴで、英虞の名前のもととなったようです。

アメノウズメは、魚との関係が非常に深く、魚に忠誠を誓わせる神です。波切もその昔は魚切と書き、魚の切断ではなく、「大切」、「親切」など、「切」は大事な決め事を指すこともあり、魚の忠誠から来たものかもしれません。

天の岩戸に関係する神様はこの他に春日社の神様、天児屋根命なども祀られています。

波切は天の岩戸の信仰が特に強く、その昔、大八車を担いで磯部町恵里原に有る天の岩戸の整備を行いました。現在でも古い民家の神棚には天の岩戸の石が祭られています。

また、賽の神の祠にも天の岩戸の石が祭られています。

天孫降臨と志摩の関係は非常に強く、この地方の地名に絡んでいる様です。

聖徳太子と推古天皇と持統天皇の凄い信仰

実は、大王崎は畿内から見ればとてつもなくすごい位置にあります。

憲法記念日付近の太陽の沈む方角が、奈良の法隆寺の方角になります。

さらに、唐の都長安の真東になります。

「日出る国の天子、日沈む国の天子に書簡を贈る」という聖徳太子の有名な話がありますが、長安の真東に位置する地点が、大王崎です。そして17条憲法制定の日はこの地から法隆寺付近に太陽がが入る日でもあります。

それを指示したのが、推古天皇とみられ、大王崎の「大王」は推古天皇の別名からきているようです。

それを意識したのが持統天皇で、「阿胡行宮」を、大王崎灯台付近に設定したようです。

阿胡とは、トビウオの別名で、波切から天皇家に送っている魚です。

中国の故事を多用している様で、魚が羽を得て飛ぶ鵬を意識した様で、同地からトビウオが献上される理由の様です。波切では、「タカノホウカイ」、「沖のホウカイ」、「離れのホウカイ」という堤防につけられた名前がありますが、「ホウ」は「鵬」を指す模様です。大業をなす時に現れる鳥で、中国の故事ではその翼は「図南の翼」と呼ばれています。

災厄が去る神様

わらじ祭りは申の日に行います。災厄が去っていくという意味です。

アニメ監督の新海誠さんは、「すずめの戸締り」で、この地の猿田彦とアメノウズメを考にしているようです。

地震避け最強の神というわけです。

土地神としての猿田彦

波切では建設時のお祓い程度で終わってしまいますが、関西方面からくる人は、わらじ祭りの行われる須場の浜の砂を用い、お祓いを受けて行く方がいます。

家を建てる際に、土地の四隅に砂盛りをして、土地を清めるそうです。

 

春日社:猿田彦と一緒に神武天皇に助力した神です。